ひよこぐみ (0歳児クラス) 「かけがえのない人間として丁寧に」


- ワンポイントアドバイス -
「親は子どものペースにあわせて」

 安心感を育てる 大好きな大人に世話をしてもらい「気持がいい」という経験をたっぷり味わっていくことを
大切にしています。自分が大切にされているということを実感していくことで、安心感が生まれ
他の人とつきあっていく基礎が育まれます。
 ハイハイをたっぷりと! はじめはあお向けに寝ていた子が寝返りをするようになり、ハイハイができるようになり、
自分の力で好きなところにいける「自由」を獲得して生き生きと活動しはじめます。
ハイハイをすることは背筋を鍛え背筋を伸ばすことのできる身体をつくります。
歩くより視線も低くスピードもゆっくりなハイハイは、いろんなものを見つけやすく、それを
口に入れて確かめるようになります。
 離乳食 母乳やミルクだけではなく食品を初めて口にしていく時期です。
ドロドロ状態のミルク(液体)に近いものから固形物へと段階をふんで近づけていき、
舌を動かしたりモグモグ噛んだりゴックンと飲み込めるようにしていきます。
様々な食品を食べることができるようになり、薄味をベースにいろんなものを食べておくことが
大事です。


りすぐみ (1歳児クラス) 「赤ちゃんからちょっと自由に」


- ワンポイントアドバイス -
「気持ちに余裕を持ってゆっくり向き合おう」

 「自分で」「イヤ」
 自我の誕生
自分の足で歩けるようになり、自由度が増します。
スプーンでご飯を食べたり、スコップで砂をすくったり、パンツをはこうとするなどいろんな
ことを少しずつ自分でやってみたくなり、“自分で”出来ることがとてもうれしい時期です。
大人がやろうとすると「イヤッ」と拒否してひっくりかえってダダをこねて、手をやくことも
多くなります。この時期の「イヤ」は成長の証しでもありますから「自分でできた!」という
満足感がもてるように接していきましょう。
 友達との関わりいっぱい 友達への興味や関心がうんと広がっていくのもこの時期です。
大人とは違う他の子の存在に気付き「何をしてんのかな」と興味津々です。
自分の思いを言葉で充分表現できないので、咄嗟ににかんだりたたいたりすることもあります。
「相手に関わりたい」という思いがいっぱい芽生えているからこそ、起きる行動だということを
きちんと理解して受け止めてあげることが大切です。
 おしゃべりの始まり 身近な人や物、動物の名前など少しずつ言葉を話し始めて、2歳すぎには短い文章も話し始める
子供もいます。話すだけでなく、聞いただけでイメージしたり大人の話し言葉も理解できるよう
になってきて、一生懸命伝えようとおしゃべりする姿がかわいい時期です。


うさぎぐみ (2歳児クラス) 「スーパーまねっこマン」


- ワンポイントアドバイス -
「2歳児がマネするすごーい大人になりましょう!」

 ○○ごっこ大好き! この頃の子供たちで共通に遊べる「みたて・つもり遊び」や「ごっこ遊び」が盛んになって
いきます。遊びの中では毎日接している大人がターゲットになります。
もっともよくターゲットになるのはお母さんです。お母さん役の子が中心になり、生活の中で
経験したことを再現していこうとします。
「なにか面白いことないかな」ってアンテナを張って大人や友達を見る子供たちですから、
「面白そう」と思えることを見つけると何でも遊びにしてしまいます。 


きりんぐみ (3歳児クラス) 「わかってるの!でもな、できひんの」


- ワンポイントアドバイス -
「目線を子供に合わせ、優しくおおらかに!」

 体つきがかわって 今まで見たこともないような激しいたたきあいや取っ組み合いのけんかもして、
私たちを驚かせます。充分に話す力がついていませんから、口よりもつい手がでてしまいます。
やたらと動きまわっているように見えますが、子供たちは自由になりはじめた身体を使わずには
いられないのです。
 おしゃべりいっぱい しゃべる力がほぼ大人並になり、イメージを豊かにしていく準備が調います。
友達とのおしゃべりが楽しくて食べる時間が短くなるほどです。
 成功と失敗は 子供たちの生活の中の「成功」と「失敗」の経験と適切な「解決の積み重ね」は、
それぞれの「単純」な心に「ヒダヒダ」をつくりあげ、自分をはじめ他の人の気持ちが
わかる力、物事を解決できる力を育み、4歳児・5歳児の姿へとつながっていきます。


らいおんぐみ (4歳児クラス) 「ともだちダイスキ!ケンカもいっぱい」


- ワンポイントアドバイス -
「大きくなったことの喜びや自覚は大人へのあこがれ」

 強まるつながり 友達の存在も意識して「自分が~」の主張オンリーから他との調整もできる自分へ少しずつ
変わってきます。友達の質が変わり、遊び仲間だけではなく、気持ちの支えにもなり、
安心して一緒にいられる存在になります。
ぶつかり合いの中から自分をみつめコントロールする力も育ってきます。
 気持ちの揺れ、もつれ 自分以外のものをじっくり見つめることができるようになり、逆に自分も見つめられていること
に気付きます。そこに気持ちの揺れ、もつれが出てきます。
 身近な年長者への憧れ 今までのように無邪気に振舞うばかりではなく見通しをもてるようになった分、
「イメージしたようにならないかもしれない」という不安や葛藤を持つようになります。
大人のまねをしたり、励ましを受けて実際に「解決」することを体験していくことが大事です。


くじらぐみ (5歳児クラス) 「へえ~大きくなったんだなー」


- ワンポイントアドバイス -
「人と人とのコミュニケートする力をつけよう」

 言葉の力 「言葉の力」が豊かになってきます。考えていることをそのまましゃべっていたのが、筋道を
立てて考え行動も一致するようになりました。
友達とのケンカも言葉によるものが中心になります。
おもしろいのはそのケンカをしているところに、友達のケンカを気にして「仲裁者」が登場して
くることです。当事者と仲裁者が納得するまで延々と話がつずくこともしばしばあります。
 ともだち 大人の支え ともだちのしていること、自分のしていることの違いがわかり、気にするようになります。
大人の支えを受けたり、友達を手本として『こうありたい自分』に一歩ずつ近づこうと
がんばっています。そんな友達との関係が何よりも大切なものになります。
大人に内緒で遊んだり、大人の指図を嫌がったり生意気な口をきくようになったりもします。


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